
先日、現在東京大学に通っている木月大町教室のOGとお話しする機会がありました。
彼女によると、最近、大学の先生方から「色々なジャンルの本をたくさん読みなさい」と言われることが増えているそうです。大学生になっても、読書を通じて知識を吸収し、視野を広げることが非常に大切だと改めて感じます。
読書と読解力の関係についてはさまざまな説がありますが、少なくとも読書が語彙力や表現力、読解力にポジティブな影響を与えることは間違いありません。
■ 小学生の読書時間減少と表現力
最近、小学生の読書時間が減少し、それに伴って表現力の低下を感じることがあります。例えば、受け身表現に苦戦する生徒が増えているようです。
例:受け身表現の練習
「先生が、私をほめた。」→ 受け身表現:「私が、先生にほめられた。」
受け身表現は、動詞の未然形に助動詞「れる」「られる」をつけることで作られますが、このような書き換えが難しい生徒が多い印象です。
■ 表現力を高めるためのご家庭での取り組み
では、どうすればこのような表現力を身につけることができるのでしょうか?一つの方法として、ご家庭での口頭練習が挙げられます。
例えば、「お母さんがぼくを呼んだ。」→「ぼくがお母さんに呼ばれた。」といった受け身表現の練習を日常の中に取り入れると効果的です。
さらに、もう一つの鍵は「読書」です!本を読むことで、自然にさまざまな文章表現を覚えることができます。ぜひご家庭で、本が手に取りやすい環境を整えてあげてください。
■ この冬、ご家族で読書を楽しみませんか?
「今日はどの本を読もうか?」と一緒に選ぶ時間も、素敵なひとときになるはずです。読書を通じて、お子さまは国語力や表現力を育むだけでなく、視野を広げ、自ら知識を吸収する力も身につけていきます。その習慣は、お子さまにとって一生の財産となり、人生を切り開く力となるはずです。この冬は、ぜひ読書の楽しさを分かち合ってみてください。
「くもんのすいせん図書一覧表」
やさしい絵本から高度な内容まで、読みやすさの順に並んでいます。きっと、お子さまにぴったりの本が見つかるはずです!
https://www.kumon.ne.jp/dokusho/pdf/suisen.pdf