採点をする時に、読みづらい字(判別できない字)には、心を鬼にして、「?」をつけて減点しています。間違った字を消さずに上書きする、「0、6」「7、9」などの数字、「a 、u」「n、h」などのアルファベット、字が薄い、などなどのケースがあります。
他人にとって読みづらい字は、公文に限らず、受験などの大切なテストの場で、減点の対象になってしまいます。また、自分にとっても読みづらい字は、教材が進むにつれて、誤答が増える原因の1つになっています。
例えば、算数では、E教材以降は、複雑な分数問題を解いていきます。途中式(答えを出すまでの式)をていねいに書き、自分が考えたことを説明できるようになることがとても重要です。自分が書いた数字が読みづらいと、途中式の段階で、数字を読み間違えたり、読み飛ばしたりして誤答してしまいます。また、答えを見直す時も、自分が書いた途中式を読むことができず、間違えた箇所を特定することができません。
英語、算数においても、読みづらい字が、「誤答を誘発する」点、「間違えた箇所を特定できなくする」点は、同じです。
「ていねいに字を書いてほしい」お子さんには、教室で、何度も声がけしています。ご家庭でも、お子さまの採点済みのプリントに「?」があったら、学習姿勢を今一度見直し、ていねいに字を書くように声がけしてください。
時間をかけて美しい字を書く必要はありませんが、他人や自分が読みやすい字を意識して書くことが、100点につながります!